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仏事の作法

浄土宗における仏事の一般的な作法です。宗派や地域により違う場合もありますので詳しくは各寺院のご住職様にお尋ねください。

お坊さんの呼び方
浄土宗ではお坊さんに対して「おっさん」といいます。お寺さんがなまったもの、ご住職さんがなまったものと諸説いろいろありますが、気をつけていただきたいのがイントネーション。「おっさん」の”ん”の部分が下がる感じで発音して下さい。他宗では「御院(ごえん)」さんや「院主さん、ご院主さん」など呼びます。
お焼香について
お焼香をするときは、通常3回(大勢のときは1回だけ)いたします。 3回するのは、「貧(むさぼり)」「瞋(いかり)」「痴(ぐち)」三毒をさします。煩悩を焼きつくし、清らかな真心を捧げるためです。お焼香の仕方はまず合唱して頭を下げた後、右手の親指、人差し指、中指で香をつかみ、うやうやしく顔の前まで上げて左の手の平の上でおしいただき、静かに香炉の火に落とします。合掌するときは胸前で両手を合わせ数珠を両親指にかけます。合掌がすんだら左手首にかけておきます。
はな
仏に供える供物の1つで心得として毒のある花、とげのある花、悪臭のある花は供えてはならないと伝えられていますが、しかし樒(しきび)は有毒ではあるが青蓮華として扱われいているので仏前や墓に供えられています。
よく「仏様に献花する花をなぜ美しい方をこちらへ向けるのか」と問われますが、これに対しては「仏様に差し上げると同時に仏様を荘厳する」という意味があるので阿弥陀様を背にして供えます。
仏壇
仏像や位牌を安置する厨子をいう。家のどこに安置すれば良いかは決められていませんが、家族がともに手を合わせられる場所が望ましいです。
仏壇内最上段中央 阿弥陀仏、その右側 善導大師、左側 法然上人、次の段中央 先祖の位牌または過去帳、両脇に個人の位牌、中央手前に五具足(花立一対、ろうそく立一対、香炉)または三具足(花立、ろうそく立、香炉)、最下段に霊膳、佛飯器、供物などを供えます。
本尊前や位牌の前は茶湯器を供える、但し仏壇の形式により多少異なることはいたしかたありません。
法事
亡くなってから49日の間行う中陰法要、100日目に行う百ヵ日
特別の年に行う年回法要
毎年亡くなった日に行う祥月法要
毎月亡くなった日に行う忌日法要
年回法要は亡くなった翌年の1周忌から50回忌までありその上は、50年後の100回忌となり通常50回忌で終わりとします。
日常の心得
ローソクは真っ直ぐに立てます。
机や床に落ちた蝋は新聞紙をあて上からアイロンで溶かして吸い取り、乾いた布で拭きます。
仏様に供えるのはお水かお湯かお茶か、色々上げられますが「水は全てを育成する」といわれお水が本義ですがお初穂を供えるのも結構です。
供物に紙を敷く時、平常は「左前」にならないように折る。葬式、中陰の時は逆に折ることです。
佛飯
仏前に供える米飯を「佛飯」という。お餅を供えたときは佛飯や霊膳を略して良い。
箸は朱塗りのものを用いるのが正式ですが、用意ができない場合は両細の楊箸がよいとされています。
箸を横に置くのは水流、飯に立てるのは火災を表す。水火ともにものを清める意味をもっています。
飯(飯椀) 味噌汁(汁碗) なます(壷) 煮物(平) つけもの(高杯) *精進に限る
三方:下の台の三方に穴があるので名付けられた。下の穴のない方(とじ目)が仏様の方にくるように置く
段盛り(三段盛り):容量の大きいものから下から上へ安定よく

四天王

仏教における4人の守護神です。須弥山の頂上に住む帝釈天に仕え、その中腹で伴に仏法を守護していると考えられている。それぞれ持国天は東方を、増長天は南方を、広目天は西方を、多聞天は北方を守護しています。また多聞天は毘沙門天と呼ばれることもあります。

連絡先

白雲山東林寺
大阪市大正区三軒家東4-11-16
TEL&FAX:06-6551-4607
MAIL:info@tourin-ji.com

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2011年、法然上人の大遠忌法要を総本山知恩院にて開催します。